春の想い

神社の梅が咲いたらしく
もうすぐ街は春景色
だけど今でも凍えるような
冬のあの夜から動けない
移ろう時は僕を置き去り
彩る季節は重ならない
一人だけの灰色の部屋

語る相手がいなければ
言葉に何の意味もなく
愛する人がいなければ
心はどこにも進まない

君の気持ちが見えなくて
ただ甘えていた愚かしさ
寂しがりやの君だから
優しい言葉をまき散らす
あんな男に騙された
誰か噂を聞かせて欲しい
地の果てでも飛んでいく

信じる心を失えば
想いは儚く消えていく
思い出にすがりつけば
時は静かに止まってしまう

君が戻れば春になる
忘れられない桜並木
一人で歩けるわけがない
共に楽しむ人がいて
春は明るい春になる
想い出を抱え込み
もう冬から動けない

君の春はここにある
僕の春は君とだけ
戻っておいで いつまでも待つよ
行方を教えて
何処でも探す
たった一つの恋だから
たった一人の君だから

(チャゲ)







春の思い。

星屑を集めようかこんな夜更けは
強がっても一人になると瞳が滲むよ
大切なものは失っていつも気がつくから
泣いてるわたしの手をとったキミ
そう今度はしっかりと離さないでいるよ

ゆっくりとキミが心を解くよ
もう誰も信じないと思ったあの日から
包み込むように暖めてくれたキミ
忘れた笑顔を思い出したから
そう今度は抱きしめてキミの腕の中で

そこまで来てる春に思いをよせて
キミの中へ静かに沈んでいきたい
髪を撫でて欲しいよキミの手で
偽らない愛が欲しい二人だから
そう今度は永遠を夢見ていいよね

望むなら舞う花びらの下で逢おうね
キミの姿を探して駆け寄るから
いつもの優しい声でわたしの名を呼んで
春の木漏れ日の中を一緒に歩きたいの
そうキミの笑顔に笑顔で答えるから 

(まゆ)











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