【白い恋】

ベランダに並んだ二つの
小さな雪だるま
よりそうように並んでた
白く輝く朝と
昨日までの雪

きみの寝顔をただ見ていた
コーヒーの香りと
二人が好きな歌聴きながら
腕枕した
左手が痛いけど

ありふれた毎日が本当は
一番大事なこと
誰よりもきみが大事なこと
白い世界で
思い出していたよ

いろんな事がありすぎて
回り道したけれど
最後はここへ帰ってくる
夕べ二人で
作った雪だるま

涙の跡と飲みかけのグラス
小さな肩を優しく
抱きしめよう包みこむよ
白く輝く朝と
穏やかな日差し


(まゆ)
白い恋


笑わないでね少女の頃は
夢みていたの清らかな恋 
素敵な人との巡り合い
大人になればおとぎ話ね
綺麗な人だけの物語

いつか慣れてしまったの
見つめるだけの片想い
形は揺れるシャボン玉
味は濃いブラックで
色は淡い涙色

貴方は友達の知り合いで
数合わせの付き合いに
諦めながらときめいた
遠い人だと思っていたわ
貴方の告白に夢心地

恋の形が判らない
ハートマークや煌めく炎
そよ風みたいに優しくて
太陽のように明るくて
お願いずっと消えないで

口付けしたらレモン味
恋に酔わせる赤ワイン
貴方は珈琲が好きなのね
恋には砂糖とミルクを入れて
甘えてもいいかしら

恋はいろいろ虹の色
赤にオレンジ黄色に緑
優しそうで暖かい
青色藍色それに紫
落ち着いた大人の恋ね

もう貴方しか見ないから
貴方に見て欲しいから
今はまだ真っ白な恋
貴方に描いて欲しいのよ
貴方の色に染まりたい

(チャゲ)























































































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