情熱

強い陽射しに目もかすむ
流れる汗はきりがなく
どこまで続く登り道
いつの日か いつの日か
小さいけれど夢ひとつ
探し求める夢ひとつ
夢追いかける情熱を
あざ笑うのか ちぎれ雲

手の届かない逃げ水に
面影揺らし遠ざかる
切ない別れ懐かしく
いつの日か いつの日か
若くはないが恋ひとつ
忘れられない恋ひとつ
彼女を想う情熱は
離れていても 変わらない

空しく響く蝉時雨
地上で7日鳴き続け
命を燃やし枯れるのか
いつの日か いつの日か
必ず叶う夢ひとつ
再び出会う恋ひとつ
明日に向かう情熱も
願い果たせば 無に還る 

(チャゲ)







情熱

突然の雨に
逃げ込んだ軒先
強い雨に揺れる向日葵
青い空が暗くなっていく
大粒の雨見ていた

キミの声が
踏み切りの音で
かき消されないように
携帯を両手で包んだ
こみ上げる想い

焼けたアスファルト
冷やすように
斜めに降る雨
火照る頬にかかる
雨だれを拭って

八月の夕暮れに
キミの声聞くだけで
せつないほど愛しい
湧き出すような
熱い想いだから

passion キミがそこにいるから
passion 止まらない想い


(まゆ)







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